皮膚腫瘍手術
70代男性 右顔面と背部の皮膚・皮下腫瘍手術の症例です。
手術後1週間、漢方薬を2種類(柴苓湯、治打撲一方)内服しました。
後療法として、顔面にはFジェル(パルミチン酸レチノール配合の美容ジェル)を塗布し、背部にはピタシートを貼付しました。
手術前と手術2か月後の比較写真です。
顔面の傷跡はほとんど目立たなくなりましたが、背部にはまだ赤みが残っています。
背中の皮膚は比較的厚く、筋肉や脂肪層が深いため、傷が治癒する際に張力がかかりやすい部位です。
腕や腰など身体を動かす際にも背中の筋肉が引っ張られます。
傷口が引っ張られることにより傷痕が残りやすくなります。
また、血行が少ない部位であるため十分な栄養が届かず傷の治りが遅くなります。
体の部位や後療法の有無、種類によって治療の経過が異なります。
後療法なしでも通常は1~2年かけて傷痕は目立たなくなることが多いです。
気になるできものがある場合はご相談ください。
形成外科専門医が診察、治療を行います。
傷痕が目立たない治療を行っています。