眼瞼下垂症例

50代男性 眼瞼下垂の手術症例です。

手術前
まぶたが重く、目が開けにくい状態でした。
眉毛の下を切開し、余ってたるんだ皮膚を切除する手術を行いました。

手術2日後
消毒に来院されました。
腫れ、内出血が見られます。

手術2週間後
抜糸に来院されました。
腫れや内出血は治まりました。傷跡の赤みが残っています。

手術後、創傷治癒を促すために漢方薬を2種類(柴苓湯、治打僕一方)内服しました。
柴苓湯は水の巡りを良くし、過剰な水分を取り除く働きをするため、傷のむくみや腫れを抑えます。
免疫機能を整えるため炎症を抑えて、赤みや痛みを鎮めます。
ケロイド予防の効果もあります。
治打僕一方は血の巡りを良くし、熱や腫れ、痛みを和らげます。

また、Fジェルという化粧品を顔全体に使用しました。
お肌のターンオーバーを促し、組織を修復するために必要なコラーゲンなどを生成します。紫外線や酸化から肌を守る効果があります。

手術2か月後
傷は眉毛に隠れるため、わかりにくくなります。
腫れはなくなり、赤みも目立たなくなってきました。
まぶたに切開を加えないため、不自然な仕上がりになりません。
側面のお写真もまぶたの垂れ下がりが解消されて、すっきりしているのがわかります。

こちらの患者様は手術前から額のしわはほとんどなく、開眼時に前頭筋を使用する癖がありませんでした。
そのため、手術後も傷がつっぱることなく安静が保てていたため赤みが早く引きました。

当クリニックでは傷跡を目立たなくすること、傷跡のない治療を心がけています。