膀胱がん

膀胱がんの初期症状のほとんどは痛みなどを伴わない血尿(無症候性肉眼的血尿)です。
膀胱炎や尿路結石などでも血尿が見られることはありますが、これらの病気では排尿時痛や腹痛を伴うことが多いです。
まれに膀胱がんでも頻尿や排尿時の痛み、残尿感、切迫した尿意といった症状が出ます。
がんが進行すると尿が出にくい、わきや背中が痛む、足のむくみなどを生じることがあります。

60歳以上の人に多く、女性より男性の方がリスクが3倍高いです。
原因として喫煙や職業として特定の化学物質にふれることが報告されています。

検査は尿検査、超音波検査、内視鏡検査があります。
治療は内視鏡手術を中心とした膀胱温存療法が多く、浸潤がんは手術で膀胱全摘出術や放射線治療、転移がんには薬物療法が選択されます。
気になる症状がある場合は、早めに受診をしてください。