膀胱炎
膀胱炎とは、膀胱の中で細菌が繁殖し、膀胱の粘膜に炎症を起こす病気です。
主な誘因は、下痢や便秘、水分摂取不足、排尿を我慢する、性行為などがあります。
疲労やストレス、風邪などによって体の抵抗力が落ちている時もなりやすくなります。
女性の方が尿道が短く、細菌が膀胱まで到達しやすいため発症しやすいです。
主な症状は頻尿、血尿、排尿時痛、混濁尿です。
具体的には、トイレに行ってもまたすぐに行きたくなる、排尿しても尿を出し切れていない感じが残る、排尿の終わりにかけて下腹部や尿道口がジーンとしたり、ヒリヒリした痛みを感じる、尿が白く濁っているなどがあります。
冬場は水分の摂取量が減ったり活動量が低下することで、排尿量が減りやすく膀胱炎になりやすいといわれています。
抗生剤治療で数日以内に完治することがほとんどです。
漢方薬は菌を殺す効果まではありませんが、炎症で荒れた膀胱粘膜の状態を整え膀胱炎の治療を助けます。
主なものとして、猪苓湯(ちょれいとう)や清心蓮子飲(せいしんれんしいん)などがあります。
症状がある時は、水分を多めにとり排尿を我慢しないようにしてください。
気になる症状がある場合はご相談ください。