膀胱鏡検査
膀胱鏡検査は、尿道口から軟性膀胱鏡を入れ、膀胱、前立腺、尿道の内部を確認する検査です。
血尿の精査、膀胱内の病変が疑われる、排尿障害の原因の検索などがある場合に検査を行います。
・麻酔は尿道口から局所麻酔薬(麻酔薬を含んだ潤滑剤)を注入する方法と、肛門の少し上の仙骨に麻酔を注射する方法のどちらかを行います。
・検査台に座り、両足を少し開いた体勢で検査を行います。
・検査時間は15分程度です。(病変により異なります)
<検査にあたっての注意点>
・狭心症、心筋梗塞、脳梗塞などの既往で、抗凝固剤(血が固まりにくくなる薬)を内服している方は申し出てください。
稀に麻酔薬によるアレルギー反応、中毒症状、ショック等が起こることがあります。検査中にそれらを疑う症状(血圧低下、発汗、徐脈など)が見られるときは点滴等で速やかに処置します。
<検査後の注意点>
・検査当日は水分を多めに摂取してください。
・検査当日は飲酒を控えてください。
・検査当日は湯船に入らないでください。シャワーはかまいません。
・検査後1、2日は尿道に不快感、軽度の血尿や排尿に痛みがあることがあります。
・38度以上の発熱、血尿が多量でなかなか治らない、尿が出なくなる、痛みが強いなどその他症状で気になることがある場合はご連絡ください。