夜間頻尿①

夜間頻尿とは、排尿のために夜間1回以上起きなければならないことをいいます。

実際には2回以上で問題となり、5回以上となることもあります。

加齢とともに頻度が高くなり、日常生活に支障のある症状です。

原因は、膀胱機能の異常か多尿によるものかに分かれます。

膀胱機能の異常は、少量の尿しか膀胱に貯められなくなるもので、膀胱が過敏になるために起こります。

一般的には、昼間にも頻尿になることが多く、過活動膀胱や前立腺肥大によるものがこれにあたります。

多尿の方は、一日中尿量が多いため、昼間も含め一日中頻尿となり、夜間多尿にもなります。

また、夜間特に尿量が増える夜間多尿による夜間頻尿もあります。

膀胱機能の異常かどうかの判断は、1回の排尿量によって決まります。

1回の排尿量がコップ1杯(200cc)あり、夜間頻尿であれば膀胱機能の問題ではなく、夜間多尿が原因の夜間頻尿となります。

1日の排尿時間と排尿量を記録する排尿日誌をつけてみることをおすすめします。