前立腺生検
前立腺生検は、前立腺のがんが疑われる場所やがんの好発部位をねらって、肛門より専用の針で採取する検査です。
検査前に麻酔を行います。
診察台の上で横向きになって、仙骨というおしりの割れ目の上の辺りから麻酔薬を注射します。
麻酔後、エコーで位置を確認しながら8カ所の組織を採取します。
検査時間は15分程度です。
検査後は抗生剤の点滴を行います。点滴終了後に尿を採取して、血尿の有無や麻酔がきれているかの確認を行い検査終了となります。
検査結果は一週間ほどでわかります。
<検査にあたっての注意点>
・狭心症、心筋梗塞、脳梗塞などの既往で、抗凝固剤(血が固まりにくくなる薬)を内服している方は申し出てください。
・稀に麻酔薬によるアレルギー反応、中毒症状、ショック等が起こることがあります。検査中にそれらを疑う症状(血圧低下、発汗、徐脈など)が見られるときは点滴等で速やかに処置します。
<検査後の注意点>
・検査当日は水分を多めに摂取してください。
・検査当日は飲酒は控えてください。
・検査当日は湯船に入らないでください。シャワーはかまいません。
・検査後2、3日は患部を刺激するような過度な運動は避けてください。
・38度以上の発熱、血尿や血便が多量でなかなか治らない、尿が出なくなる、その他症状で気になることがある場合はご連絡ください。