骨盤底筋体操
重い物を持ち上げたり、くしゃみをした時に尿が漏れることはありませんか。
女性の場合、骨盤低筋群と呼ばれる筋肉が子宮、膣、膀胱、尿道、直腸といった臓器をハンモックのように支えています。
出産を経験し、更年期を迎え女性ホルモンの分泌が低下する頃から、骨盤底筋群を始めとした筋力の低下が始まり、腹圧性尿失禁を発症しやすくなります。
骨盤底筋体操とは、骨盤底筋を鍛えることで尿漏れや骨盤臓器脱の改善、予防につながる体操のことです。
体操の方法
① 仰向けになり、軽く膝を立てて足を開きます。
② 肛門・膣・尿道を10数秒間締め、そのあと力を抜いて10数秒間リラックスします。
これを10回繰り返します。
③ 肛門・膣・尿道を意識的にすばやく締め、すばやく緩めます。
これを10回繰り返します。
排尿しているのを止める時、肛門と膣をきゅっと閉めた感覚です。
お腹には力を入れないようにします。
体勢は立っても座っても寝ても、どの体勢でも良いです。
体操開始から2~3週間後に効果が表れ始めます。
3か月程度でしっかりと効果がみられると言われています。
効果が表れる時期は個人差があります。
1日3回(朝、昼、夜)行ってください。
負担のない程度で毎日欠かさず行うことが大切です。
生活に取り入れて行ってみてください。
当クリニックに久光製薬さんの冊子を置いています。
ご希望の方はスタッフにお声かけください。